東京金概況:大きく上昇、金への資金回帰の流れ続く
TOCOM金 21年2月限・日中取引終値:5688円(前日日中取引終値比↑133円)
・推移レンジ:5565円-5688円
6日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は大きく上伸した。ニューヨーク州のクオモ知事が5日の記者会見で「1日当たりの死者数は初めて前日より減った」と述べたことから、新型コロナの感染者数のピークアウトが意識され、本日の東京市場では、日経平均株価が700円超と大幅高となるなど、リスク回避姿勢緩和の動きが鮮明だった。こうした中、安全資産としての機能を徐々に取り戻しつつある金資産への資金回帰の流れも継続し、東京金先物は大きく上伸した。直近高値である3月25日の5849円処まで値を戻すまでは、リスク資産が上がる局面でも金先物も一緒に上昇する動きが継続しそうだ。
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