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市況・概要 2021/05/14 08:22 一覧へ

先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況は変わらず

 14日の日本株市場は、自律反発の動きが見込まれそうだ。13日の米国市場ではNYダウが433ドル高と反発。週次新規失業保険申請件数の予想以上の減少を好感し、雇用や景気の回復期待を受けた買いが再燃。4月消費者物価指数(CPI)に続き生産者物価指数(PPI)も物価上昇圧力を示す結果となったもののインフレへの脅威がいくらか緩和し、長期金利も低下したこともハイテク株中心に相場の下支えとなった。また、米疾病対策センター(CDC)がワクチン接種完了後のマスク着用は必要ないとの決定を発表すると、経済活動の再開ペースの加速を期待し、上昇幅を一段と拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の27700円。円相場は1ドル109円50銭台で推移している。

 米株高を受けたシカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなろう。長期金利の低下により、直近で下落のきつかったハイテク株への買い戻しも意識されやすいところである。ミニSQ通過後は需給面で幾分軽くなると考えられる。ただし、決算は本日で概ね最終となるものの、1000社近くの発表が予定されており、ピークを迎える。積極的な売買は手控えられることから商いは膨らまず、先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況になりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで27130円まで下落した後に切り返しを見せており、いったんは底入れも意識されてくる可能性はあるため、下値の堅さを見極めたいところである。

 物色の流れとしては、朝方は指数インパクトの大きい値がさ株のリバウンドが想定され、その後はバリューシフトを意識。とはいえ、米国では経済活動再開ペースの加速が期待される一方で、国内においては「まん延防止等重点措置」について、群馬、石川、岡山、広島、熊本の5県が追加されるなど、感染拡大が続いている。そのため、明確なバリューシフトも不透明ではあるものの、グローバルでのグロースからバリューへのシフトは起こっており、日本株市場においても同様に動きは意識されやすい。

 そのほか、決算に絡んだ個別での値幅取り狙いの動きに向かいやすい。市場全体が大きく下落する場面においても、決算評価の動きは見られており、地合いは悪くないだろう。昨日の引け後に発表した決算では、住友電<5802>、住友化<4005>、ペプチド<
4587>、THK<6481>、JMDC<4483>、IHI<7013>、NOK<7240>、シチズン時計<7762>などが注目される。
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