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市況・概要 2021/03/08 08:16 一覧へ

ナスダックの理想的なリバウンドに安心感

 8日の日本株市場は、先週の調整に対する自律反発が見込めそうである。5日の米国市場ではNYダウが572ドル高だった。2月雇用統計の予想を上回る改善を受けて長期金利の急伸を警戒したハイテクの売りに拍車がかかる場面がみられたが、売り一巡後は急速に切り返す展開だった。1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性があること、いくつかの州が来週からパンデミック対策の規制緩和を計画していることから経済活動の再開を期待した買いが支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の29180円。円相場は1ドル108円40銭台で推移している。

 米株高の流れを受けて、シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開となり、2
9000円を固めてくることが期待されよう。ハイテク主導でナスダックは大きく切り返しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの支援材料になりやすい。NT倍率は先物中心限月で先週、15.68倍から週末には15.18倍まで低下しており、75日線にタッチしてきている。バリューシフトが意識される中ではあるものの、いったんはNT倍率の修正をみせてくる可能性はありそうだ。

 日経225先物はナイトセッションでの上昇により、5日線レベルを捉えてきており、この水準をクリアしてくるようであれば、25日移動平均線が位置する29350円辺りを試してくる展開も意識されてきそうである。もっとも、足元で調整トレンドは継続しており、この水準で上値を抑えられるようだと、戻り待ちの売り圧力が警戒されてくるだろう。週末にはメジャーSQを控えていることもあり、基本的には大きなトレンドは出難い需給状況でもあるため、インデックスに絡んだ売買のほかは、積極的にポジションを取りに行く流れは期待しづらいところでもある。

 とはいえ、ナスダックの理想的なリバウンドによってマザーズなど中小型株への自律反発狙いが意識されよう。マザーズ指数は先週末までの調整で昨年12月安値まで下げており、ダブルボトム形成も意識されやすいところである。指数寄与度の大きい値がさ株などへの見直しが強まるようであれば、個人投資家のセンチメント改善にもつながりそうである。

<AK>

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