米国株式市場見通し:利下げ期待継続に加えて、AI関連株の過熱感も和らぐ
*14:36JST 米国株式市場見通し:利下げ期待継続に加えて、AI関連株の過熱感も和らぐ
12月9-10日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が引き続き市場の最大の関心事となる。ただ、来週は12月第1週となるものの雇用統計の発表はなく、個人消費支出(PCE)デフレーターも9月の数値となり、なおかつ、ブラックアウト期間入りとなるため、新たな材料は提供されない見通し。金融政策の判断が大きく変化することにはならず、ウィリアムズNY連銀総裁のハト派発言以降、急速に再燃している利下げ期待が継続するとみられる。利下げ織り込みペースの速さには警戒だが、緩やかな上昇基調が継続するものと考える。
エヌビディアの動きは足下もたついているが、今週はアマゾンやアルファベット、メタなどが上昇し、大手AI関連株に対する過熱感も緩和しつつある状況だ。徐々に上値追いにも安心感が強まっていこう。加えて、今週後半にかけては小売株が上昇し、クリスマス商戦に向けての期待感も高まりつつある。米国個人消費の底堅さなども株式市場にとっては期待材料となっていこう。経済指標では、11月のADP雇用統計、チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによる米国企業の人員削減集計など、雇用関連の統計に注目だが、想定以上に悪化したとしても、利下げ期待が下支えるものとみられる。
経済指標は、1日に11月ISM製造業景気指数、2日に11月自動車販売台数、3日に11月ADP雇用統計、9月輸出入物価、9月鉱工業生産、11月ISM非製造業景気指数、4日に新規失業保険申請件数、5日に9月個人所得・個人支出・デフレーター、12月ミシガン大学消費者マインド指数、10月消費者信用残高などが発表予定。なお、米国の11月雇用統計の発表は16日に延期されている。
主要企業の決算発表は、2日にクラウドストライク、マーベル・テクノロジー、3日にセールスフォース、ダラー・ツリー、メーシーズ、スノーフレイク、4日にダラー・ゼネラル、ドキュサイン、アルク・ビューティ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズなどが予定されている。
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