東証グロ-ス指数は4日ぶりに反落、一時昨年7月以来の水準まで上昇する場面も
*17:07JST 東証グロ-ス指数は4日ぶりに反落、一時昨年7月以来の水準まで上昇する場面も
東証グロース市場指数 960.97 -12.07 /出来高 1億5334株/売買代金2019億円東証グロース市場250指数 765.78 -9.98 /出来高1億469万株/売買代金1657億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに4日ぶりに反落。値上がり銘柄数は137、値下り銘柄数は409、変わらずは17。
6日の米国市場は反発。ダウ平均は75.86ドル高(+0.20%)の38661.05ドル、ナスダックは91.96ポイント高(+0.58%)の16031.54、S&P500は26.11ポイント高(+0.51%)の5104.76で取引を終了した。金利低下を好感し、寄り付き後、上昇。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待も強まり、相場を一段と押し上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での議会証言で「利下げを急がない方針」を再表明すると同時に、年内いずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高いと言及すると、相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープの急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。しかし、同行が10億ドル超の増資発表で株価が回復すると警戒感も後退し、終盤にかけ回復し終了。
米国株高などを受けて、東証グロース市場は買い優勢で取引を開始。東証グロース市場指数、東証グロース250指数はともに上げ幅を広げ、一時昨年7月以来の水準まで上昇したが、日経平均が崩れると、新興市場も利益確定売りが入り、前日比マイナス圏での推移となった。ただ、値動きの大きい一日となったこともあり東証グロース市場指数の売買代金は、連日で2000億円を超えた。
個別では、時価総額が大きいispace<9348>、BASE<4477>、弁護士ドットコム<6027>、カバー<5253>など主力銘柄の下げがやや目立った。値下がり率上位銘柄では、シルバーエッグ<3961>、ソーシャルワイヤー<3929>、モビルス<4370>がランクイン。
一方、LaboroAI<5586>は買いが継続しストップ高となったほか、一部メディアが「殺虫剤メーカーに寄せられるトコジラミの相談が昨年から急増している」と報じたことでWASHハウス<6537>が買われた。時価総額上位銘柄では、ライフネット<7157>、サンウェルズ<9229>が買われた。値上がり率上位銘柄では、ファンペップ<4881>、地域新聞社<2164>、ナルネット<5870>がランクイン。
東証グロース市場Core指数では、ライフネット、サンウェルズのほか、セーフィー<4375>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6537|WASHハウス | 389| 80| 25.89|
2| 7343|ブロードマインド | 1948| 400| 25.84|
3| 5586|LaboroAI | 2500| 500| 25.00|
4| 4425|Kudan | 2173| 400| 22.56|
5| 7325|アイリック | 938| 165| 21.35|
6| 4570|免疫生物研究所 | 606| 100| 19.76|
7| 2164|地域新聞社 | 630| 100| 18.87|
8| 4881|ファンペップ | 256| 31| 13.78|
9| 9554|AViC | 1078| 98| 10.00|
10| 3542|VEGA | 1068| 90| 9.20|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3961|シルバーエッグ | 1366| -308| -18.40|
2| 3929|ソシャルワイヤ | 276| -58| -17.37|
3| 7064|ハウTV | 2654| -541| -16.93|
4| 9257|YCP | 644| -96| -12.97|
5| 4370|モビルス | 474| -56| -10.57|
6| 2586|フルッタ | 39| -4| -9.30|
7| 5621|ヒューマンT | 1447| -146| -9.17|
8| 5599|S&J | 1319| -131| -9.03|
9| 7094|NexTone | 1349| -126| -8.54|
10| 3416|ピクスタ | 1280| -118| -8.44|
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