東証グロ-ス指数は3日続伸、米株高など支えに買い優勢
*16:53JST 東証グロ-ス指数は3日続伸、米株高など支えに買い優勢
東証グロース市場指数 907.53 +7.05/出来高 7425万株/売買代金 844億円東証マザーズ指数 708.09 +6.82/出来高 5179万株/売買代金 749億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって3日続伸。値上がり銘柄数は369、値下がり銘柄数は141、変わらずは28。
先週末6日の米株式市場でダウ平均は288.01ドル高と反発。9月雇用統計の強い雇用の伸びを受けて追加利上げ観測が強まり売りが先行したが、失業率が予想を上回ったほか賃金の伸びが鈍化したことを受けて金利の上昇も限定的となり、買い戻しが強まった。昨日9日のダウ平均は197.07ドル高と続伸。中東の地政学リスク上昇を警戒した売りが先行したが、米ダラス連銀のローガン総裁の利上げの必要性を弱める可能性を指摘した発言などを受け買い戻しが優勢となった。6日と9日の2日間合計で、ダウ平均は485.08ドル高、ナスダックは264.41ポイント高となった。
今日のグロース市場は底堅く推移した。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.72%高となった。東京市場が3連休中の米株式相場が堅調だったことを受け、買いが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が和らぎ、米長期金利が低下したことが、グロース市場の株価の支えとなった。一方、東証グロース市場指数、東証マザーズ指数とも先週末までの続伸で3%を超す上げとなったことから上値追いには慎重で、東証マザーズ指数やグロース市場Core指数は朝方に高値をつけた後はやや上値の重い展開だった。
個別では、大阪ガスと業務提携し新電気料金プランを全国リリースすると発表したポート<7047>、テキストデータで感情推定しアバターの表情に反映するAIエンジンを開発したと発表したピアズ<7066>、販売機会創出や海外営業強化でレカムと業務提携した識学<7049>が上げた。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<
4478>が上昇。値上がり率上位には、BUYSELL<7685>、ベースフード<2936>などが顔を出した。
一方、25日線を明確に下回り先安観が広がったフレクト<4414>、5日線を明確に下回り目先調整局面入りとの見方も広がったエコナビスタ<5585>が下げた。時価総額上位銘柄では、ispace<9348>やインテグラル<5842>が下落。値下がり率上位には、キャスター<9331>、アジャイル<6573>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6563|みらいワークス | 898| 72| 8.72|
2| 5252|日本ナレッジ | 1505| 117| 8.43|
3| 7685|BUYSELL | 3370| 255| 8.19|
4| 2936|ベースフード | 764| 55| 7.76|
5| 4564|OTS | 30| 2| 7.14|
6| 4882|ペルセウス | 600| 40| 7.14|
7| 3995|SKIYAKI | 451| 29| 6.87|
8| 7373|アイドマHD | 2139| 133| 6.63|
9| 4258|網屋 | 2391| 146| 6.50|
10| 9558|ジャパニアス | 2920| 177| 6.45|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9348|ispace | 998| -300| -23.11|
2| 9331|キャスター | 1916| -303| -13.65|
3| 6573|アジャイル | 655| -52| -7.36|
4| 2934|Jフロンティア | 4715| -355| -7.00|
5| 4414|フレクト | 3990| -300| -6.99|
6| 4418|JDSC | 1181| -84| -6.64|
7| 5585|エコナビスタ | 2908| -192| -6.19|
8| 5592|くすりの窓口 | 1690| -102| -5.69|
9| 9166|GENDA | 1955| -115| -5.56|
10| 5259|BBDI | 583| -34| -5.51|
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