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市況・概要 2023/11/06 15:36 一覧へ

日経平均は4日続伸、投資家心理改善して高値圏で推移

*15:36JST 日経平均は4日続伸、投資家心理改善して高値圏で推移 国内3連休中の米国株式市場のダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数はそれぞれ続伸。FOMC(米連邦公開市場委員会)では2会合連続で政策金利が据え置かれた。声明ではインフレを抑制する要素が増えているとの認識が示され、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見でも追加利上げには積極的でない内容が示されたとマーケットでは受け止められ、米長期金利が低下し株価上昇につながった。堅調な展開となった米株市場を横目に、日経平均は前週末比500.93円高の32450.82円と大幅に4日続伸でスタートした。米長期金利は4.5%台まで低下しており、決算好調なグロース株にも物色が集まった。そのほか、アジア市況が堅調に推移している点も追い風となった。10時以降は32700円を挟んだ動きとなった。

 大引けの日経平均は前週末比758.59円高の32708.48円となった。東証プライム市場の売買高は20億4476万株、売買代金は5兆1756億円だった。セクターでは、非鉄金属、機械、輸送用機器などが上昇率上位に並んだ一方で、海運業、水産・農林業、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は22%となっている。

 個別では、東エレク<8035>やルネサス<6723>、ディスコ<6146>などの半導体関連株、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株などが堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株も上昇、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、オリエンタルランド<4661>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、JT<2914>任天堂<7974>など幅広い銘柄が上昇した。業績予想の上方修正及び自社株買い実施を発表したSWCC<5805>が急騰、日東紡績<3110>、太陽ホールディングス<4626>、MRO<3064>が値上がり率上位となった。

 一方、コンテナ船事業下振れで通期予想は据え置いた川崎船<9107>が急落し、郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株が軟調に推移した。また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、レーザーテック<6920>、サイバーエージェント<4751>、日清粉G<2002>、シグマクシス<6088>などが下落。ほか、業績予想の大幅下方修正がネガティブインパクトとなったキャリアリンク<6070>、7-9月期は市場コンセンサスが下振れ着地となったヤマダHD<9831>などが急落。JUKI<6440>、クオールHD<
3034>、ニッスイ<1332>が値下り率上位となった。
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