東証グロ-ス指数は大幅続落、主力株や人気株が売られる展開に
*16:58JST 東証グロ-ス指数は大幅続落、主力株や人気株が売られる展開に
東証グロース市場指数 948.21 -12.76 /出来高 1億4204株/売買代金1805億円東証グロース市場250指数 754.96 -10.82 /出来高 9884万株/売買代金1513億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅続落。値上がり銘柄数は186、値下り銘柄数は346、変わらずは31。
7日の米国市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高(+1.51%)の16273.38、S&P500は52.60ポイント高(+1.03%)の5157.36で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付きから上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。
米国株高となったものの、東証グロース市場は売り優勢で取引を開始した。3月限先物・オプション取引の特別清算指数(SQ値)算出などから東証プライム市場に関心が集まり、東証グロース市場はやや蚊帳の外となった。東証グロース市場指数、東証グロース250指数はともに、後場切り返す場面は見られたものの、主力株や人気株に買いは続かず、指数は失速。売買代金も2000億円を割り込むなどさえない一日となった。
個別では、東証プライム市場のさくらインターネット<3778>が後場急落したことが影響してか、人気化していたLaboroAI<5586>が急落したほか、QPS研究所
<5595>も売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>、弁護士ドットコム<6027>、ウェルスナビ<7342>など主力銘柄の下げが目立った。値下がり率上位銘柄では、WASHハウス<6537>、アジャイル<6573>がランクイン。
一方、ラオスに寝具の製造子会社設立と発表したジェネレーションパス<3195>がストップ高となったほか、SBIリーシングサービス<5834>も業績予想の上方修正と配当予想の増額修正を発表しストップ高。時価総額上位銘柄では、アドベンチャー<6030>、ライフネット<7157>が上昇。値上がり率上位銘柄では、Kudan<4425>、sMedio<
3913>、地域新聞社<2164>がランクイン。
東証グロース市場Core指数では、フリー、弁護士ドットコム、ウェルスナビのほか、JTOWER<4485>、BASE<4477>が売られた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3195|ジェネパ | 322| 80| 33.06|
2| 4890|坪田ラボ | 387| 80| 26.06|
3| 5834|SBIリーシング | 3705| 700| 23.29|
4| 4425|Kudan | 2673| 500| 23.01|
5| 7138|TORICO | 1250| 227| 22.19|
6| 3913|sMedio | 1007| 150| 17.50|
7| 5134|POPER | 704| 100| 16.56|
8| 2164|地域新聞社 | 730| 100| 15.87|
9| 4267|ライトワークス | 1142| 150| 15.12|
10| 5255|モンスターラボ | 258| 23| 9.79|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9256|サクシード | 1235| -362| -22.67|
2| 7067|ブランディング | 1100| -300| -21.43|
3| 4881|ファンペップ | 205| -51| -19.92|
4| 6573|アジャイル | 124| -23| -15.65|
5| 6537|WASHハウス | 330| -59| -15.17|
6| 3625|テックファム | 649| -107| -14.15|
7| 3416|ピクスタ | 1106| -174| -13.59|
8| 5588|ファーストA | 2822| -428| -13.17|
9| 5591|AVILEN | 3150| -460| -12.74|
10| 9244|デジタリフト | 1064| -143| -11.85|
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