日経平均は358円高でスタート、東京ガスや豊田織などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37797.06;+358.45TOPIX;2683.32;+20.86
[寄り付き概況]
23日の日経平均は358.45円高の37797.06円と続伸して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は253.58ドル高の38239.98ドル、ナスダックは169.29ポイント高の15451.30で取引を終了した。中東情勢の悪化への警戒感が後退したため寄り付き後、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)の反発がけん引したほか、ハイテクで売られ過ぎ感から買戻しが優勢となり、相場全体を支援し、終日堅調に推移。主要企業決算への期待もさらなる買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が7日ぶりに反発、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4日ぶりに反発したことが安心感となり、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、為替介入への警戒感は強いが、外為市場で1ドル=154円70銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、今週は内外主要企業の決算発表が本格化するすることに加え、週末には日銀金融政策決定会合の結果が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、不動産業、輸送用機器、証券商品先物、保険業、電気・ガス業などが値上がり率上位、水産・農林業、金属製品、陸運業、海運業などが値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東京ガス<9531>、豊田織<6201>、東電力HD<9501>、三井E&S<7003>、三井不<8801>、三菱重<7011>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、北海電力<9509>、スクリーンHD<7735>、三菱商<8058>、三井物<8031>、トヨタ<7203>、東京海上<8766>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、さくら<3778>、デンソー<6902>、郵船<9101>、第一三共<4568>などが下落している。
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