注目銘柄ダイジェスト(前場):FPG、北海電力、レントラックスなど
*11:40JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):FPG、北海電力、レントラックスなど
アイザワ証G<8708>:1261円(+87円)
大幅反発。未定としていた24年3月期末配当金を26円にすることを発表している。年間配当金は前期比13円増の39円となる。同社では、自己株式取得を含めた連結ベースの総還元性向 50%以上の還元を行うことを基本方針としているほか、配当は株主資本配当率2%程度を上回ることを目標としている。増配幅は想定以上とみられ、前週末終値ベースでの配当利回りは3.3%の水準となる。
京急<9006>:1435.5円(+87.5円)
大幅続伸。先週末に24年3月期の上方修正を発表している。売上高・営業利益は据え置きているが、純利益は従来予想の220億円から840億円にまで引き上げ。東京都港区高輪3丁目土地の一部譲渡による固定資産売却益の増加、退職給付信託返還益などを特別利益として計上するようだ。トヨタへ土地持分の譲渡を行い、品川駅西口地区開発において、より一層強固なパートナーシップの構築、品川エリアのポテンシャル向上につなげたい考え。
FPG<7148>:2186円(+166円)
大幅続伸。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の95億円から148億円、前年同期比30.6%増に、通期では190億円から208億円、前期比13.9%増に引き上げ。主にリースファンド事業における積極的な案件組成の推進効果、海外不動産ファンド事業の販売好調などが背景。一部下期販売予定案件の上期前倒し販売もあるもよう。配当性向50%メドから、24年9月期年間配当金も77.5円から88円に引き上げ。
北海電力<9509>:850.3円(+73.6円)
大幅続伸。先週末に業績・配当予想の修正を発表している。24年33月期営業利益は従来予想の770億円から1010億円に上方修正、前期は225億円の赤字であった。卸電力市場価格の低下に伴う電力調達費用の減少、工事費用の支出時期ずれ、水力発電量の増加による燃料費の減少などが上振れの背景に。また、期末配当金は従来計画の5円から15円にまで引き上げ、年間配当金は20円となる。前期は無配であった。
小林製薬<4967>:5056円 ウ -
ストップ安売り気配。紅麹を使った機能性表示食品を自主回収すると発表している。摂取した消費者から腎疾患などの健康被害が発生しているもよう。成分を分析した結果、一部の原料に想定していない成分が含まれている可能性があるとしている。同社で生産した紅麹原料のうち、自社製品への使用は2割で、8割は他社に販売しているようだ。リコール費用は約18億円を見込み、24年12月期業績への影響は未定としている。
ナイル<5618>:1163円(+90円)
大幅に続伸。生成AI活用で業務改善を実現する「生成AIコンサルティングサービス」が1カ月で8社に導入決定されたと発表している。同サービスでは、業務の可視化を行った上で生成AI導入による効率化の可能性やコスト削減効果のレポーティングを行い、マイクロアプリケーションやプロンプト(指示文)の開発などの実行支援まで実施しているという。サービスの順調な拡販が好感され、買い優勢となっているようだ。
レントラックス<6045>:534円(+80円)
ストップ高。24年3月期の期末配当予想を従来の12.00円から22.00円(前期末実績は記念配当10.00円を含む21.00円)に増額修正している。創業以来最高額の取扱高を計上する見込みとなったため、記念配当として10.00円を加えた。また、2月の取扱高が前年同月比14.3%減の20.32億円、売上高が3.7%増の2.95億円だったと発表している。パートナーサイト運営者(広告掲載媒体の運営者)数は、前月から486名増え、5万5238名となった。
デジプラ<3691>:598円(+13円)
大幅に続伸。セレス<3696>及び統合マーケティングソリューションのBennu(東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当でセレス、Bennuなど4者に計18万2300株を割り当てる。調達資金の約0.97億円は運転資金に充てる。セレスのポイ活サービスにデジタルプラスのデジタルギフトを通じたポイント交換体験などを提供する。また、デジタルプラスのフィンテック関連サービスにBennuのマーケティング知見などを活用する。
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