東証グロ-ス指数は反発、相対的に主力市場に資金集中
*17:13JST 東証グロ-ス指数は反発、相対的に主力市場に資金集中
東証グロース市場指数 862.37 +2.02/出来高 1億3832万株/売買代金 937億円東証グロース市場250指数(旧東証マザーズ指数) 677.24 +2.37/出来高 1億476万株/売買代金 816億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数(旧東証マザーズ指数)がそろって反発。値上がり銘柄数は271、値下がり銘柄数は236、変わらずは42。
12月8日の米国市場でダウ平均は130.49ドル高の36247.87ドル、ナスダックは63.98ポイント高の14403.97で取引を終了。雇用統計が予想を上回り早期利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。消費者信頼感指数も予想を上回りソフトランディング期待が下支えとなり上昇に転じた。エネルギーセクターの上昇も手伝い、堅調に推移。長期金利の上昇が警戒され一時伸び悩んだものの、相場はプラス圏を維持し終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。こうした米株市場の動きを横目に、本日の東証グロ-ス指数は反発した。グロース市場の時価総額上位銘柄中心に構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタート。朝方の買い一巡後は方向感に欠ける展開となった。一方、後場はじりじりと上げ幅を縮める動きに。なお、東証グロース市場250指数は0.35%高、東証グロース市場Core指数は0.49%高。
個別では、注射剤ブリンシドフォビルの第2a相臨床試験でウイルス消失が確認されたと発表したシンバイオ製薬<4582>が33.78%高で値上がり率トップに。直近IPOのQPS研究所<5595>なども急伸。売買代金上位銘柄では、ビジョナル<4194>やファーストアカウンティング<5588>などが堅調に推移、その他値上がり率上位には、FIXER<5129>、グローバルウェイ<3936>などが顔を出した。
一方、23年12月期の営業損益予想を従来の2.60億円の黒字から4.09億円の赤字(前期実績8.66億円の黒字)に下方修正したラクオリア創薬<4579>が17.52%安で値下がり率トップに。24年10月期の営業損益予想を前期比74.2%減-29.1%増の1.00億円の黒字-5.00億円の黒字と発表したイトクロ<6049>も急落。売買代金上位銘柄では、GNI<2160>、フリー<4478>などが軟調に推移、その他値下がり率上位には、デジタルプラス<3691>、ソレイジア<4597>、アマナ<2402>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4582|シンバイオ製薬 | 301| 76| 33.78|
2| 5595|QPS研究所 | 960| 150| 18.52|
3| 5129|FIXER | 1453| 168| 13.07|
4| 4179|ジーネクスト | 376| 36| 10.59|
5| 3936|グローバルW | 180| 17| 10.43|
6| 7359|東京通信G | 871| 76| 9.56|
7| 7317|松屋R&D | 741| 50| 7.24|
8| 4937|Waqoo | 2438| 154| 6.74|
9| 7074|247 | 240| 15| 6.67|
10| 6224|JRC | 766| 46| 6.39|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4579|ラクオリア創薬 | 706| -150| -17.52|
2| 3691|デジタルプラス | 491| -87| -15.05|
3| 6049|イトクロ | 324| -46| -12.43|
4| 4597|ソレイジア | 61| -8| -11.59|
5| 4882|ペルセウス | 610| -74| -10.82|
6| 2402|アマナ | 94| -8| -7.84|
7| 6085|アキテクツSJ | 530| -45| -7.83|
8| 6031|サイジニア | 1385| -115| -7.67|
9| 6537|WASHハウス | 387| -30| -7.19|
10| 9557|エアクロ | 385| -29| -7.00|
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