2026年2月期単体本決算経常見通し下方修正。25.1%減益を予想。
【業績予想/決算速報】ガーデン<274A>が12月26日に発表した業績予想によると、2026年2月期本決算の経常損益は前回予想(1,930百万円)から下方修正され、25.1%減益の1,290百万円になる見通し。
| 決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 202502 本 | 12 | 会社実績 | 2025/04/14 | 17,159 | 1,849 | 1,722 | 1,207 |
| 202602 本 | 12 | 会社予想 | 2025/12/26 | 17,830 | -- | 1,290 | 830 | |
| 202602 本 | 12 | 従来予想 | 2025/10/15 | 18,290 | 2,050 | 1,930 | 1,320 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は成長戦略として、1、主力ブランドの駅前好立地への計画的出店 2、企業再生型M&Aによる事業拡大 3、海外展開 の3軸を推進しております。 売上高につきましては、過去の価格改定に伴う入客数減少からの回復が緩やかであり、それに加えラーメン事業においては記録的な酷暑による駅前立地店舗への入客数減が顕著でありました。また物件の精査等により出店の計画ずれが生じ、特に主力ブランドのひとつ「山下本気うどん」において計画5店舗のうち2店舗の出店が来期以降へ順延となったことなどから、当初予想を下回る見通しとなりました。 利益面につきましては、主力ブランド「壱角家」において、客数回復に向けて10月中旬まで実施していた戦略的な販売促進キャンペーンによる一時的な粗利率の低下・店舗人件費の増加による影響がございました。また今後の事業成長を支える人材確保のための募集費、入客数減を補う販売チャネルとして目下好調な宅配の手数料、現金以外の決済手段の増加によるカード手数料などといった販管費の増加が想定以上となり、当初予想を下回る見通しとなりました。 一方で、将来の成長基盤を確実にするため、上場以前より掲げているM&Aや海外展開を積極的に推進しております。既に収益に寄与している案件に加え、現在複数の案件が進行中です。中長期的な成長基盤を早期に確立すべく、当初の想定を上回るペースでこれらの先行投資を積極的に実施しており、その費用が期末に向けても発生する見込みです。 以上の結果、当会計年度の営業利益以下の各段階利益が、前回予想を大きく下回る見通しとなりましたので、2026年2月期の通期業績予想を修正することといたしました。なお、足元では、選ばれる魅力的な店舗・商品づくりへの回帰を軸に、従業員のエンゲージメント向上やQSCAの強化に注力することで、既存店の活性化や収益構造の見直しに着手しており、来期以降の早期回復を目指してまいります。なお、配当予想に関して、当社は、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の重要課題と認識しております。現在の配当方針(配当性向40%を目安)に基づき検討した結果、当期の業績推移を鑑みつつも、中長期的な成長への自信と株主還元姿勢を明確にするため、期初予想を据え置き、年間配当金は1株当たり90円(記念配当を含む前期実績と同額)とする予定です。※上記予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成しております。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。