2026年3月期連結本決算経常見通し下方修正。90.5%減益を予想。
【業績予想/決算速報】黒田精工<7726>が11月12日に発表した業績予想によると、2026年3月期本決算の経常損益は前回予想(500百万円)から下方修正され、90.5%減益の40百万円になる見通し。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(130百万円)から下方修正され、88百万円の赤字となる見通し。
| 決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 202503 本 | 12 | 会社実績 | 2025/05/13 | 17,284 | 311 | 419 | 172 |
| 202603 本 | 12 | 会社予想 | 2025/11/12 | 18,800 | 180 | 40 | 130 | |
| 202603 本 | 12 | 従来予想 | 2025/08/08 | 20,700 | 700 | 500 | 310 |
| 202509 中 | 6 | 会社予想 | 2025/11/12 | 8,610 | -75 | -88 | -- | |
| 202509 中 | 6 | 従来予想 | 2025/08/08 | 9,900 | 210 | 130 | 60 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
第2四半期(中間期)当中間連結会計期間における当社グループの売上高は,予想を上回る長期間に亘る駆動システム商品の受注低迷、世界的なEV減速の影響を受けた車載用モーターコア金型の売上減少、中国のレアアース(希土類)の輸出規制により磁石の入荷が停止し当該部品を使用する車載用モーターコアの売上が大幅に減少したこと等により、当初の計画を下回る見込みとなりました.利益面においては売上高減少に加え、ドイツ子会社の損失額が拡大したこと等により連結営業利益、連結経常利益とも損失計上の見通しとなりました。また親会社株主に帰属する中間純利益につきましては投資有価証券売却益286百万円を計上したものの当初計画を下回る見通しとなりました。以上のことから業績予想を上記のとおり修正いたします。通期通期業績予想につきましては、磁石の輸入再開により金型セグメントにおける車載用モーターコアが売上に貢献する見込である一方で入荷は依然として不安定であることに加え、回復を見込んでいた駆動システム商品の半導体・液晶関連設備向け商品の受注が依然と低迷しており、更にドイツ子会社の業績低迷が継続している状況である等を考慮し、売上高、各利益において当初発表数値を下回る見込みとなったことから上記のとおり修正いたします。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2)修正の理由当社の配当政策は、企業体質強化のための内部留保の充実を勘案しつつ、業績に裏付けられた安定的な配当を継続して行うことを基本方針としております。当期より株主の皆様への利益還元をより機動的に実施可能とするために、取締役会の決議により中間配当が可能になるように制度を変更致しました。11月13日開催予定の取締役会の決議により1株当たり10円00銭を創業100周年記念配当金として中間配当をいたします。期末配当につきましては、上記の業績予想の修正を受けて、1株当たり10.00円を予定することといたしました。※上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。