2025年11月期連結本決算経常見通し上方修正。38.9%増益を予想。
【業績予想/決算速報】ラクト・ジャパン<3139>が7月9日に発表した業績予想によると、2025年11月期本決算の経常損益は前回予想(4,600百万円)から上方修正され、38.9%増益の6,000百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは5,200百万円を予想している。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(2,300百万円)から上方修正され、3,830百万円となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202411 本 | 12 | 会社実績 | 2025/01/14 | 170,907 | 4,455 | 4,320 | 3,146 |
202511 本 | 12 | 会社予想 | 2025/07/09 | 188,000 | -- | 6,000 | 4,350 | |
202511 本 | 12 | 従来予想 | 2025/04/14 | 180,000 | -- | 4,600 | 3,300 | |
202511 本 | 12 | コンセンサス | 2025/07/08 | 185,700 | 5,700 | 5,200 | 3,805 |
202505 中 | 6 | 会社予想 | 2025/07/09 | 95,290 | -- | 3,830 | 2,790 | |
202505 中 | 6 | 従来予想 | 2025/04/14 | 86,000 | -- | 2,300 | 1,700 | |
202505 Q2 | 3 | コンセンサス | 2025/07/08 | 47,016 | 1,328 | 1,302 | -- |
202508 Q3 | 3 | コンセンサス | 2025/07/08 | 48,300 | 1,360 | 1,310 | -- |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2025年11月期中間連結会計期間の業績につきましては、アジア事業のチーズ製造販売部門の販売数量は価格改定の影響等により期初計画をやや下回ったものの、それ以外の部門の販売数量は期初計画を上回り好調に推移しました。さらに、原料相場高や円安により販売単価が高値で推移したことから、売上高は期初計画を上回る見込みです。 また、利益につきましては、上記の増収効果に加え国内事業の乳原料・チーズ部門およびアジア事業のチーズ製造販売部門の利益率が想定より改善したこと、さらに、前期2024年11月期において発生した一部商品の品質不良に関わる受取補償金650百万円を当中間連結会計期間に営業外収益として計上する予定であることから、経常利益ならびに親会社株主に帰属する中間純利益についても期初計画を大幅に上回る見込みです。 通期の連結業績予想につきましては、世界的な景気の下振れリスクや、国内における乳価値上げならびに食品価格の上昇による消費減退懸念など、当社を取り巻く事業環境は厳しさを増す状況にありますが、上期の業績進捗および足元の受注動向等を勘案し、上記のとおり上方修正いたします。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は、株主の皆さまに対する適切な利益還元を重要な経営課題のひとつと位置付けております。剰余金の配当につきましては、将来の成長に向けた事業展開と経営基盤強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向の向上に取り組むことを基本方針としております。 上記方針および連結業績予想の修正を踏まえて総合的に勘案した結果、2025年11月期の中間配当につきましては前回公表の配当予想のとおり1株当たり50円00銭とし、期末配当につきましては公表済みの配当予想から32円00銭増配し、1株当たり82円00銭といたします。 この結果、当期の年間配当予想は1株当たり132円00銭となります。*上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。