2024年3月期連結中間決算、経常見通し上方修正。
【業績予想/決算速報】ナガホリ<8139>が11月8日に発表した業績予想によると、2024年3月期中間期の経常損益(税引き前損益)は前回予想(150百万円)から上方修正され、427百万円となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202303 本 | 12 | 会社実績 | 2023/05/12 | 17,673 | 547 | 537 | 60 |
202403 本 | 12 | 会社予想 | 2023/08/10 | 18,000 | 550 | 500 | 300 |
202309 中 | 6 | 会社予想 | 2023/11/08 | 10,540 | 429 | 427 | 192 | |
202309 中 | 6 | 従来予想 | 2023/08/10 | 9,000 | 180 | 150 | 30 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
ジュエリー業界におきましても、新型コロナウイルス感染症による制限が緩和されたことで外出機会が増加し、個人消費は持ち直しの動きがみられました。一方、円安や、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化等のジュエリー商品への影響など、先行き不透明な状況が続いております。このような環境の下、当社グループは、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点的に経営資源を投下する「選択と集中」の方針のもと、自社催事や顧客催事等の販売活動に取り組みました。商品力強化のためオープンした「メゾン ド ナディア」の路面店や「スカヴィア」の帝国ホテル東京本館1階店舗での営業展開や、新たに出店した名古屋地区の百貨店店舗事業による販売増に取り組みました。また、財務の安定のため当座貸越契約を継続し、販売増につながる商品仕入や販売催事や自社ブランドの広告等への支出により販売強化を図りました。もう一方で、旺盛な海外需要への対応等による販売増、グループ内での販売商品製造強化や地金製品販売、小売店舗販売などグループ子会社各社における販売増加など、概ね好調に推移しました。これにより、売上高が予想を上回り、売上総利益も予想を上回ったことと、販売費及び一般管理費は概ね予想の範囲で収まったことで営業利益は予想を大きく上回り、営業外損益も想定より収益が計上できたことにより経常利益も予想を上回ることとなりました。また、リ・ジェネレーション株式会社その他の複数の株主らが、ほぼ同時期に当社株式を急速かつ大量に買い集めている状況に関連する株主対応等に係るアドバイザリー費用を特別損失に計上しましたが、経常利益の増益等を受け、親会社株主に帰属する当期純利益も予想を上回る見込みであります。以上の結果、令和6年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想を上方修正することになりました。なお、令和6年3月期通期の連結業績予想につきましては、下期におけるジュエリー販売等に影響のある外部環境の動向が不透明であることから、令和5年5月12日発表の業績予想からの変更はございません。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後の様々な要因により変動する可能性があります。