2025年3月期連結中間決算、経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】北日本紡績<3409>が11月13日に発表した業績予想によると、2025年3月期中間期の経常損益(税引き前損益)は前回予想(-15百万円)より赤字幅が拡大し、38百万円の赤字となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202403 本 | 12 | 会社実績 | 2024/05/14 | 1,307 | -61 | -42 | -115 |
202503 本 | 12 | 会社予想 | 2024/08/14 | 1,462 | -15 | -6 | -12 |
202409 中 | 6 | 会社予想 | 2024/11/13 | 768 | -35 | -38 | -40 | |
202409 中 | 6 | 従来予想 | 2024/08/14 | 697 | -19 | -15 | -18 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2025年3月期第2四半期(中間期)連結会計期間の業績につきましては、テキスタイル事業における売上が好調だったことで、売上高の実績は前回発表予測を上回る見込みです。一方で、紡績事業においては主に工業資材用途向けの汎用品が海外メーカーとの競合により受注が減ったことで売上が減少となり、リサイクル事業においては仕入量の増強が計画より遅れたことと中国の景気後退の長期化の影響から価格転嫁が進んでいないことで売上が減少となりました。以上の結果、売上高の実績は前回発表予測より、1割程度の上振れに留まる見込みです。利益面では、テキスタイル事業については販売量拡大から営業利益の増加に寄与したものの、紡績事業では受注減少が影響して利益の減少となり、さらに、リサイクル事業でも販売量の減少により製造固定費を回収できず利益の減少に繋がりました。その上で、販売費及び一般管理費は計画通りの水準で発生したことで、営業利益については、前回発表予想から減少となる見込みです。また、上記「営業外収益(為替差益)の内容について」のとおり計画には織り込んでいなかった円高への反転により為替差損が発生したこと、補助金の受給額が想定より減少したことで、経常利益および親会社株主に帰属する中間純利益についても、前回発表予測を下回る見込みとなりました。なお、2025年3月期通期の業績予想につきましては、現時点では、外部環境に依然不透明な状況が継続していること等を踏まえ、慎重に修正の要否を判断しております。修正を行う場合は速やかにお知らせいたします。