2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正。6.8%増益を予想。
【業績予想/決算速報】ナカバヤシ<7987>が5月9日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(3,000百万円)から下方修正され、6.8%増益の1,003百万円になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202303 本 | 12 | 会社実績 | 2023/05/12 | 61,581 | 455 | 939 | -666 |
202403 本 | 12 | 会社予想 | 2024/05/09 | 61,043 | 462 | 1,003 | 876 | |
202403 本 | 12 | 従来予想 | 2024/02/09 | 65,000 | 2,550 | 3,000 | 1,700 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
1.2024年3月期 通期連結業績予想数値の修正(2023年4月1日~2024年3月31日)2024年3月期の通期連結業績予想につきましては、売上高はオフィスアプライアンス事業で目標より215百万円上回ったものの、ビジネスプロセスソリューション事業では、前期に完全子会社化した日本通信紙株式会社において、自治体からのBPO業務(マイナポイントや各種交付金業務)受注が競争激化により低調に推移したことが響き目標を2,511百万円下回りました。コンシューマーコミュニケーション事業では、企業におけるペーパーレス化の流れやGIGAスクール構想の浸透で文具事務用品の売上は減少し、またベッド・マットレス・インテリア等ネット販売を展開する株式会社ビックスリーの個人・法人向け販売共に減少したことから売上高が目標より1,601百万円下回ったため、前回公表数値を下回る見込みです。営業利益及び経常利益は売上高が目標を下回ったことに加え、円安や原材料価格の高騰などにより原価率は計画比2.7ポイント上昇し、販売費及び一般管理費の比率も計画を0.6ポイント上回ったため、前回公表数値を下回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券売却益として478百万円、固定資産売却益として247百万円等を特別利益に計上予定ですが、減損損失として144百万円等を特別損失に計上予定のため、前回公表数値を下回る見通しとなりました。なお、現時点で今回の通期連結業績予想の修正に伴う配当予想の変更はありません。2.2024年3月期 通期個別業績予想数値の修正(2023年4月1日~2024年3月31日)2024年3月期の通期個別業績予想につきましては、売上高はビジネスプロセスソリューション事業で、公共図書館からのカウンター業務、アウトソーシング等の図書館ソリューション業務の受注が順調に推移しました。またDPS(データプリントサービス)も官公庁からの入札案件の再獲得や企業活動の活発化により各種印刷発送業務が引き続き好調に推移したことにより約824百万円増収となりました。コンシューマーコミュニケーション事業で、市販製品のOEM受注や事務用品は好調に推移しました。PC関連製品、スマホ・タブレット関連アイテムは引き続き新製品の投入に努め、また新たなツーリズム支援施策として取り組みを始めためぐりingビジネスは、全国旅行支援や外国人観光客の回復に伴い、御朱印帳や御城印帳、テーマパークや土産店向けの売上が引き続き増加したことにより約573百万円増収となりました。オフィスアプライアンス事業で、シュレッダ事業は、社会経済活動の正常化に伴い中小型オフィスシュレッダやHDD・SSD等メディア破砕機の売上、保守点検業務の受注が好調に推移したことにより約184百万円の増収となり、前期実績値から1,566百万円の増加を見込んでおります。営業利益及び経常利益は売上高の増加に伴い、前期実績値を上回る見込みです。当期純利益は関係会社債権放棄損として500百万円、関係会社株式評価損として421百万円等を特別損失に計上予定ですが、連結子会社の吸収合併による抱合せ株式消滅差益として2,232百万円、投資有価証券売却益として396百万円等を特別利益に計上予定のため、前期実績値を上回る見通しとなりました。この業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものでありますので、実際の業績は今後様々な要因によって、予想数値と異なる可能性があります。