2024年1月期単体本決算経常見通し上方修正。12.5%減益を予想。
【業績予想/決算速報】ピープル<7865>が2月22日に発表した業績予想によると、2024年1月期本決算の経常損益は前回予想(273百万円)から上方修正され、12.5%減益の449百万円になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202301 本 | 12 | 会社実績 | 2023/03/03 | 7,444 | 518 | 513 | 356 |
202401 本 | 12 | 会社予想 | 2024/02/22 | 5,353 | 431 | 449 | 313 | |
202401 本 | 12 | 従来予想 | 2023/12/15 | 5,235 | 257 | 273 | 187 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
12月時点での予測から、大きく2つの要因で修正が必要となりました。 1.予想よりも国内販売が好調で、例年になく年明けにリピートオーダーがあったため。 2.新事業開発のため多めに見ていた経費の発生が後ろ倒しになったため。以下、詳細をご説明いたします。 当期は純玩具市場全体の低迷が続く中、当社の国内玩具売上も年末年始商戦においても大きな回復は見込めず非常に厳しい予想をしておりました。各社年末商戦は不振という様子であったものの、当社では年末商戦において「ピタゴラス ボールコースター」(乳児・知育玩具)、「ねじハピシリーズ」(メイキングトイ)が予想以上に売上を伸ばしたことで、年明けに流通や量販店から店頭や在庫補充を急ぐ出荷依頼が相次ぎました。それにより、売上高は国内・海外総合で当初予想を1億18百万円(予想比2.2%増)程上回る見通しとなりました。 売上総利益面でも売上増に伴う増加と共に、当期の事業構造改革の一環から原価圧迫していたアイテムの撤退や、国内販売の既存シリーズの値上げも期末段階で改善効果が出始め、前期より6ポイント近い売上総利益率改善となりました。 また新事業開発として新企画複数プロジェクトの研究開発予算を最大値で見込んでおりましたが、期末日を挟む費用発生時期のずれや、既存事業の経費効率化等の改善効果が早々に見え始めたこと等で、経費全体で通期発生予想を下回る見通しとなりました。 その結果、営業利益、経常利益、当期純利益、いずれも予想を上回る見通しとなりました。 なお、2024年1月期決算短信につきましては、3月1日に公表予定です。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当期(2024年1月期)は上記業績予想の修正に伴い、前回予想より利益が増加する見込みとなりました。配当につきましては、翌期の研究開発に向けた資金として当期純利益の内1億円を内部留保させていただき、差引後の当期純利益を配当として還元させていただきます。従いまして、2024年1月期期末配当を前回予想の1株当たり21.00円~25.00円から、1株当たり48.00円とする予定でおります。 最終決定は、2024年3月11日開催予定の決算取締役会にて審議の上決議し、公表させていただきます。