2025年3月期連結中間決算、経常見通し下方修正、赤字予想に。
【業績予想/決算速報】島精機製作所<6222>が9月20日に発表した業績予想によると、2025年3月期中間期の経常損益(税引き前損益)は前回予想(800百万円)から下方修正され、2,200百万円の赤字となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202403 本 | 12 | 会社実績 | 2024/05/10 | 35,910 | 430 | 1,018 | 1,030 |
202503 本 | 12 | 会社予想 | 2024/07/31 | 44,000 | 1,500 | 2,200 | 1,700 | |
202503 本 | 12 | コンセンサス | 2024/09/19 | 40,800 | 900 | 1,600 | 1,200 |
202409 中 | 6 | 会社予想 | 2024/09/20 | 14,900 | -2,100 | -2,200 | -2,250 | |
202409 中 | 6 | 従来予想 | 2024/07/31 | 21,000 | 500 | 800 | 500 | |
202409 中 | 6 | コンセンサス | 2024/09/19 | 18,150 | -299 | -- | -- | |
202409 Q2 | 3 | コンセンサス | 2024/09/19 | 10,089 | 194 | -- | -- |
202412 Q3 | 3 | コンセンサス | 2024/09/19 | 10,770 | 520 | -- | -- |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
第2四半期の業績見通しにつきましては、主力の中国市場では景気回復の遅れから第1四半期以降も内需向けのホールガーメント横編機等の設備投資需要が回復していないこと、またイタリア市場では、景気減速に加え昨年の暖冬の影響から有名アパレルブランドなど市場全体の設備投資意欲の減退が継続しております。さらに、バングラデシュでは、7月中旬以降の大規模な反政府デモが激化し暫定政権が発足したものの現地生産工場の操業やサプライチェーンに影響が出ており、当社顧客の正常な事業運営が難しくなっております。当社においては、第2四半期以降にバングラデシュの大手顧客による大口受注を確保できる見通しでありましたが、政変混乱により顧客の設備投資時期が未定となり、第2四半期以降の受注及び売上に支障をきたしております。 これらの結果、第2四半期の売上高は当初発表予想を大きく下回る見込みであり、利益面におきましても売上高の減少にともない各利益段階も当初発表予想を下回る見通しとなりました。これらの状況を踏まえ、第2四半期(累計)の連結業績予想を修正いたします。 なお、2025年3月期通期の業績予想につきましては、当社主力市場であるバングラデシュの政情不安により現地の事業環境は一段と厳しくなる恐れがあり、また、世界的な景気減速や暖冬の影響などで大手アパレルブランドの発注や生産工場の設備投資など先行きは依然として不透明感が強く、業績への影響を合理的に算定することが困難であることから、前回予想(2024年5月10日公表)を据え置くことといたしました。今後、業績予想の合理的な算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題のひとつとして位置付け、事業の持続的発展を通じて、安定した配当を長期にわたって継続することを基本方針としております。配当予想につきましては、当該基本方針を踏まえつつ、配当の継続性を考慮するとともに、第2四半期業績見通しの修正を行ったことを勘案し、誠に遺憾ではありますが、中間配当金を1株当たり5円に修正させていただきます。 なお、現時点において通期の業績見通しを据え置いたことから、期末の配当予想につきましては変更しておりません。(注)上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。