2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正。27.2%減益を予想。
【業績予想/決算速報】川本産業<3604>が11月2日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(830百万円)から下方修正され、27.2%減益の600百万円になる見通し。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(345百万円)から下方修正され、218百万円となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202303 本 | 12 | 会社実績 | 2023/05/09 | 30,403 | 692 | 824 | 747 |
202403 本 | 12 | 会社予想 | 2023/11/02 | 30,000 | 500 | 600 | 470 | |
202403 本 | 12 | 従来予想 | 2023/08/02 | 31,000 | 780 | 830 | 576 |
202309 中 | 6 | 会社予想 | 2023/11/02 | 14,604 | 100 | 218 | 178 | |
202309 中 | 6 | 従来予想 | 2023/08/02 | 15,200 | 310 | 345 | 239 |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
連結・個別ともに当第2四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行により感染対策が緩和され、メディカル事業、コンシューマ事業それぞれにおいて、当初想定していた以上に感染管理製品の需要が減少いたしました。利益面では、売上高の減少に加え、原材料価格や光熱費等の上昇、円安によって輸入品価格が高騰するなど売上原価が増加し、各段階利益が減少いたしました。また、使用期限のある感染管理製品の一部を評価減したことも利益の減少要因となりました。プラス面では、コンシューマ事業における新製品のヒットや、口腔ケア製品及び手術関連製品の積極的な販売活動によって前年同四半期比で売上が増加している製品カテゴリもありますが、感染管理製品の減少をカバーするに至らず、前回予想を下回る見込みとなりました。 通期の業績予想につきまして、連結・個別ともに下期において感染管理製品の需要が大きく回復することは見込んでおらず、加えて、原材料価格の上昇や円安相場などの厳しい事業環境が継続すると見込んでおり、前回予想を見直しております。今後も事業環境を注視し、業績予想に修正が必要と判断した際には、速やかにお知らせいたします。 なお、通期の業績予想を修正いたしましたが、安定的な配当の観点から、期末配当予想額につきましては、前回予想の1株当たり18円から変更いたしません。